夜勤嫌いの僕がそれでも夜勤を続ける理由 単純に辞めるタイミングをミスった

皆さんお疲れ様です。やかんです。

今回はなんで僕が夜勤嫌いなのに9年間も夜勤をしているかについて話をしていこうと思います。

やかんやかん

僕は何度も夜勤は嫌いと言っていますが。それなのになんで夜勤続けてるの?そんなに嫌いなら辞めればいいじゃない。と疑問に思うのは必然なこと。

大した理由はありません。

単純に辞める機会を逃してしまった。
おかげで辞めるに辞めれない状況になってしまった。

これが全てです。
実際、何度も夜勤をやめようと思いました。

ただ辞めた後のことが不安になって辞めるに辞めれなかったんですよ。

ちょうどその時は不況で就職もままならない時期でしたから、
転職なんてまずできないと思っていました。

転職も考えていろんなところを探しましたが確実に今よりも待遇が悪くなる。
良いところが見つかるまでステイをしていたら・・・

気が付いたら5年、6年と勤続年数が上がっていってしまっていました。
日本の会社は勤続年数が高いとそれだけ有利に事が運んだりします。

勤続年数が長いことで受けられるメリット

後輩にめんどくさい仕事を振れる。
仕事の流れも分かっているからぼーっとしながらでも仕事ができる。
給料が昇給で上がっている。
有給の取得日数が増える

勤続年数9年の恩恵はデカい

僕が夜勤を辞めることができない理由の1つになる9年という勤続年数です。
日本の会社は不思議なもので長く働いていればいるほど働きやすい環境になっていきます。

夜勤を辞めれない理由① 有給取得20日

まず第一に僕が辞めれない理由の1つとなっているのは有給です。
日本の会社は勤続年数によって取れる有給休暇が変わってきます。

労働基準監督者PDFより引用

勤続年数が6.5年以上勤めていると有給が20日取ることができます。
ですが「夜勤が嫌だ」と転職をしたら、勤続年数が1年に逆戻り。

有給は10日になってしまいます。

やかんやかん

20日仕事をしなくていいというのは仕事嫌いの僕からすると魅力的です。

有給休暇の差10日はめちゃくちゃ大きいです。
1年目の人よりも10日働かなくても給料が入ってきますからね。

それに夜勤の日に有給を使ったりして、
夜勤の負担を減らすというテクニックを使って夜勤を乗り切ったろしているので有給の恩恵は計り知れません。

奇跡的に有給は取れる会社というのも地味にデカいです。
有給を取れない会社もたくさんありますから。

こういった部分が辞めるのを躊躇させています。

転職してしまうとせっかくの有給取得日数が20日から10日になってしまいます。
有給休暇を取れる日数が10日減るのはもったいないと思ってしまって。辞めるに辞めれなくなってしまいました。

転職してもし有給も撮れないクソ会社だったら・・・と思って辞める踏ん切りが付けなくなっていました。。

夜勤を辞めれない理由② 給料も昇給で月+2万

やかんやかん

9年も務めていると昇給というものがあります。

新入社員の時と比べて+3万くらいの給料増えてます。
そこにさらに夜勤手当やらがついてさらに給料が増えて。

ボーナスも勤続年数が多ければ多いほど基本増えていくのでお金という面でも辞めれなくなっています。
長く働くことで「お金」という面で優遇されているので辞めるに辞めれないんですよね。

やかんやかん

僕よりも年上だけど転職1年目ということで僕よりも給料が低いという人は会社でもたくさんいます。

転職したらそこでは1年目。
新入社員と変わらない給料まで一気に下がってしまいます。

特別なスキルや能力があれば給料は上がりますが、
ただ普通に転職するだけだと基本給料は下がってしまいます。

やかんやかん

30歳で前の会社で年収500万の人が転職してきたことがあるのですが、
年収が半分になったと「転職するんじゃなかった」嘆いていましたね

生活するうえで「お金」というものはどうしても必要になって着ます。
ただでさえ生活が苦しいのにこれ以上苦しくなったらどうしようと考えてしまい辞める決心がつきませんでしたね。

中には「お金」よりも「健康」の方が大事という人もいます。
確かにそれは僕も賛成です。

ですが「夜勤に耐えれてしまっている」というのが辞める決心を鈍らせています。

もう駄目だ。死にたい・・・と思えるくらい思い詰めているのなら辞める一択なのですが、
現状何とか耐えれてしまっているので「お金」を今優先しているところになります。

夜勤は30代、40代になったら今までの付けが回ってくるぞ!
という人もいます。

確かにその通りです。
いつか付けを払わされる日が来るかもしれません。

ですが現状そんな未来まで考える余裕はありません。
今の生活がいっぱいいっぱい。

夜勤を辞めて普通の生活に戻ったとしても、
今度は「お金」がないということで健康を犠牲にして生活をしないといけなくなる。

やかんやかん

僕の場合、夜勤を辞めても貧乏で不健康になるんですよ

ただでさえ高卒の給料は少ないです。
今よりも給料を下げられるのは死活問題です。

そんなの高卒で就職した自分が悪いんじゃない?自業自得だよ。

やかんやかん

確かにその通りです。

ただ高卒で働いている人の中には、
家庭の事情で大学に通うことができず働いている人。
お金がないという理由で働きながらお金を貯めて大学に行こうとする人といったやむ得ない人。

いろんな人たちがいる中で「学歴が低いから苦しむのは仕方がない」と自業自得で済ますのは間違っていると思います。

そもそも悪いのは「高卒で働いている人」ではなく給料すら碌に上がらない日本企業です。

生活するうえで「お金」は必ずかかってきますからね。
+2万円という金額を手放せるほど僕も裕福じゃありません。

やかんやかん

ちなみに僕も高校の時に父が会社をリストラされて進路を進学から就職に変更させられました。働いて家に金を入れろと言われて・・・一応大学の推薦貰ってたんですけどね・・・・

夜勤を辞めれない理由③ 新しいことを教わらなくていいから楽

長く働いていると仕事のサイクルをある程度分かってきます。
そのおかげで何も考えなくていいというのは精神的にかなり楽だったりします。

新しいことを覚えるっていうのはどうしても大変です。

それに半年くらいしふぉう員がついて常に2人構想を余儀なくされて、
ずっと監視されるんですよね。

監視されていると思うとそれだけで精神的に疲れてしまいます。

やかんやかん

監視の目が無くなって1人になるとかなり気楽になるんですよね敵度に休めたりしますし自分のペースでできるし。最高です。

それにある程仕事の知識があるおかげで新しく覚えることもすんなり理解できるんですよね。

0から新しいことを覚えのと、
土台の基礎知識がある状態で新しいことを覚えるのとでは理解度はまるで違いますからね。

足し算引き算も分からないのに。
いきなり立法体の体積の求め方を教わっても分からいのと同じ。

0→1みたいに新しいことを覚えるのではなく。
1→2という今まで覚えたことのあくまで延長線上ですので覚えるのがあまり苦ではなかったりします。

新しいことを覚えるにしても楽というのは精神衛生上すごく楽です。
毎日必死にノート取っていた新入社員の時期が1番辛かったような気がします。

それにもしミスをしたとしても、
長年の感でそのミスをうまく隠すことだってできる。

ミスをうまく隠すには当然仕事のことを分かってないとできないことです。
新入社員の時、怒られるのが嫌でミスを隠そうとして隠し切れずに怒られたことは数知れません。

仕事内容を知っているというのはかなり大きなメリットがあります。
それに仕事を知っていれば基本は1人で仕事ができるので監視役がいない分サボりながら仕事もできます。

仕事を熟知していればどのタイミングで気を抜くことができるのか分かるので仕事の疲れもだいぶ変わってきます。

休みながら仕事ができる。
これは働くうえで大きなメリットだと思ってます。

やかんやかん

手を抜けるポイントが分かれば仕事もかなり楽になります。

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新しいことを必死に覚えなくてもいい。
変な監視の目もなくのびのび仕事ができる。

下手に転職して、
新しいことを覚えるという精神的疲れを倍増させるよりも、
今の会社でサボりながら働ける環境で働き続けた方がいいんじゃないか。と思えたんです。

夜勤を辞めれない理由⓸ 長く働いていると人間関係が楽

長く働いていれば人間関係もある程度楽になってきます。

やかんやかん

みんな顔見知りになっていきますからね。変な緊張をしなくて良くなってきます。

働くうえで人間関係ってすごい大事。
変な先輩、上司がいたらそれだけで仕事がクソになりますからね。

新入社員の時はやっぱり緊張したと思うんです。

周りは名前も知らない人だらけ。
自分が1番の下っ端。
知らない人から仕事のやり方を教わらないといけない。
教わる関係上常に一緒に行動。

周りが良い人ならいいですが、
変な奴がいた瞬間、ストレスがマッハで溜まっていきます。

性格がクソな人はどの会社でもいます。
そういった人に会えば仕事が地獄と化します。

ある程度働いていれば、
顔見知りになりますし。

人間関係もできてきます。

周りは誰も知らない人ばかりというのは孤独感が半端ないです。
ぽつんと会社にいるだけというのは地味に精神的にきます。

変に精神的に気を遣わなくていいというのは、
仕事をするうえでかなり重要になってくると思うんです。

特に夜勤という、ただでさえ精神的にくる仕事です。
無駄な疲れは極力省く。

転職してまた新しい人間関係の構築というのはすごくめんどくさいです。

それに会社の人間関係なんてギャンブルです。
変な人と当たったらそれで終わりです。

どれだけ仕事があってたとしても
人間関係が最悪ならその職場は地獄になります。

今の人間関係を手放して、
ギャンブルする勇気は僕にはありませんでした。

夜勤の給料で生活に余裕を持つことができた

なんだかんだ言って夜勤は給料増えます。

夜勤従事者には労働基準法第37条で、
雇い主は「午後10時~午前5時の給料を最低でも25%増しで払いなさい」と決められています。

例えば時給1,000円なら午後10時~翌5時まで間は時給が1,250円以上にUPします。
お金のイラスト

業種に関係無く給料がUPするのが夜勤の良いところ。
残業をしなくてもお金を稼げる手段が夜勤になります。

工場などではそのほかにも、法律で決められた割増賃金以外に、
企業から任意で夜勤手当が支払われることも多い
です。

さらに交代勤務手当といって、2交代、3交代勤務で働くとさらに手当が出ます。

2交代勤務 +1万5000円~2万
3交代勤務 +3万5000円~4万

やかんやかん

僕の場合3交代で働いているので月の給料に+4万年間にすると60万多く貰っていることになります。

1年で使える額は60万増えるとやっぱり生活にゆとりができますよ。

しっかりお金を貯めることができますし。
何よりお金があると精神的な余裕が出てきます。

やっぱりお金がないと不安で、
毎日が不安になってしまっていましたからね。

この先生きていけるか不安になってきます。
確かに「夜勤」によって未来の健康を犠牲にしているのは間違いありません。

ですがそれ以前に今の生活でいっぱいいっぱいでもありました。
10年後、20年よりも半年、1年後の自分がやばいような状況でしたからね。

「不確定な未来」よりも「今」の方が僕には重要だった。
夜勤を辞めない理由はこれに尽きます。

辞めるにしても準備が必要になってきます。
そのための資金を貯めるという意味でも今の会社を辞めずに働いています。

何かしら決断をする際は精神的に落ち着いていないと必ず失敗すると思っています。
その精神的の支えになるのはやっぱり「お金」だと思ってます。

ある程度、
仕事をしなくても生きていけるだけの資金がある。

そういった余裕をもって決断したほうが、
慌てて物事を決めるより成功すると思うんです。

やかんやかん

そういった意味でも僕は夜勤を続けています。

高卒という低学歴が転職しても行く先がない

僕が夜勤を辞めれない大きな課題の1つです。

やかんやかん

次の場所がない・・・

そりゃあ、僕だって夜勤を辞められるんだったら辞めてます。
ですがこんな僕に残された転職先なんてまずありません。

やかんやかん

今より確実に待遇悪くなります。

年間休日80日とか。
そんな会社ばっかりでしたね・・・

新卒カードという切り札もない。
特に特別な資格も持ってない。

こんなやつをどこの会社が欲しいと思うか。

次の行く場所もないのに「夜勤が嫌だから辞めた」となったらもう生活ができなくなります。
多少貯金で何とかやりくりはできると思いますが限度があります。

いつか生活が困窮して生きていけなくなります。
そんなリスクを抱えてまで辞めるという選択肢を取るのは僕にはできなかったです。

僕が夜勤を辞めるというリスクがあまりにも大きする

ここまでくると辞めない方が良いという結論に至ってしまいました。

やかんやかん

]辞めても地獄、続けても地獄。同じ地獄なら慣れている地獄に身を置くものです。

引ける状況にあるのならとっくにやめています。
ただ僕の場合は今の会社で「勤続年数」という築き上げてしまったものがあります。

この無意味に築き上げてしまったものを崩して、
まっさらな状態で新しい仕事を探す。という気にはなれませんでした。

夜勤というデメリットは確かに大きいです。
ですがそのおかげで生活は安定しているというのもまた事実なんです。

有給も20日まるまる使えますし、
給料も昇給で+2万。
夜勤でさらに4万。

この条件を手放すにはおしいと思ってしまってるんです。

やかんやかん

体が壊れてヤバイ。死にたいとかなってたらさすがに辞めますが。耐えれちゃってるんですよね・・・

ここまで来たらつづけた方が良いよなって思えたんです。

現状、今の会社にいる方が確実に稼げますし、
夜勤の時に有給も取れる。
人間関係も悪くない。
仕事も何も考えなくてもいい。

というような悪くない環境です。

それにこのブログのネタにもなりますしね。

最初はデメリットばっかりの夜勤でしたが、
夜勤をしたからこそ、
睡眠の大切さをしれましたし、
健康の大切さも気づくことができました。

失うことの方が多い夜勤ですが、
得られたものも確かにあります。

ただ夜勤はクソだと今でも思ってます。

僕が夜勤を辞めない理由は、
単純に辞めたときのデメリットの方が大きいからです。

逆に夜勤を続けるメリットの方が今の僕には多いです。
だから続けているという感じです。